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過去の展覧会 平成27年度

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年4月28日更新

笹倉鉄平 展 ~イラストレーターから画家への歩み~  平成28年2月6日~3月21日 

笹倉鉄平展1 笹倉鉄平展2

 光の情景画家」とも評され、幅広い層から熱烈に支持される笹倉鉄平は、1954年丹波市山南町で生まれました。生家は織物業を営み、幼少期より父が行う糸の染色作業の傍らで学び、まさに「色の洪水」のなかで育ったといいます。

 東京の美術大学を卒業後は、広告デザイナーを経て、誰もが知る製菓会社の製品パッケージのイラストなども手掛けました。

 1987~88年に毎日新聞カラー別刷り版において連載された、「Romantic Gallery」、「ロマン色の街角」シリーズ等、ヨーロッパを題材に取り入れた一連の作品は、海外への渡航がごく一般的になった時期に一種の紀行作品として読者に受け入れられたと同時に、画面全体に溢れるやわらかい光が郷愁と安らぎ、また生きる希望を見る人に与え、絶大な人気を呼び起こしました。

 1990年に画家に転身。氏の言葉によれば、自らの画風の確立に苦悩の数年を過ごしたのち、支持者により伝えられた「希望とやすらぎを与えられる画風」に自己の作品の意義を見出しました。

 近年は、国内での展覧会開催の傍ら、イタリアのレカナーティ市及び、フィレンツェ市主催による現地での個展、北京国立中国美術館での中国人画家との「二人展」、京都市後援による「京都・パリ姉妹都市締結50周年記念」の両市での個展、また昨年は、「京都・フィレンツェ姉妹都市提携50周年記念事業」の一環として、両市後援のもと、それぞれの街にて個展を行う等、海外にて開催した展覧会でも成功を収め、日本人の美意識や優しさを、その美しい情景画を通して海外へ伝えています。

 本展では、イラストレーター時代の多岐に渡るイラスト作品なども含め、油彩等を中心に、約60点を展示しご紹介しました。

マッケンジー・ソープの世界展 平成27年12月19日~平成28年1月24日

マッケンジー・ソープ   マッケンジー・ソープチラシ裏

マッケンジー・ソープは、34歳の時(2000年)にイギリスの1700社からなる画廊組合においてベストセラー・アーティストに選出された画家です。幼いころは、ディスレクシア(読み書きの困難が主な症状の学習障がいのひとつ)によって学校生活は困難を極めました。また、唯一得意科目であった絵画の道も、貧しい家庭ではかなわず、人生さえもあきらめていました。そんな彼の道を開くきっかけは、叔父さんが出してくれたほんの3千円程度の画材を買うお金でした。20歳で絵画の専門学校に進むことが可能になり現在の活躍があります。

小さな「きっかけ」さえあれば道が開けるという自らの体験から、同じように困っている多くの人たちにも未来を拓くきっかけができたらと考え、世界各地の団体と協力し絵画展の開催やワークショップなどの活動を続けています。

本展覧会では、パステル画、立体作品、版画作品など約60点を展示し、「希望・愛・喜び」のメッセージが込められたマッケンジー・ソープの世界を紹介しました。

    丹波と芋銭展  平成27年9月19日~11月8日   

丹波と芋銭チラシ表   丹波と芋銭チラシ裏

 旧氷上郡(丹波市)竹田村において酒造業を営んだ西山泊雲は、実弟の野村泊月とともに高浜虚子の高弟として句誌ホトトギスなどを舞台に数々の作品を発表しつつ、多くの文人墨客と親交を結んだ。その中で日本画家平福百穂を通じて知遇を得た小川芋銭とは特に深く交わり、互いの子息の婚姻を通じて姻戚となり、その縁で丹波を題材にした多くの作品が生まれた。

丹波を深く愛した芋銭は、4度丹波を訪れ、特に峰々に囲まれた丹波霧や石像寺のたたずまいは芋銭を魅了した。西山家に長期逗留中は毎日石像寺を訪れ、庫裡の2階を『烟霧楼』となづけ画室として間借りし、想を練ったり絵を描いたり、時に鳳凰山にてすごしている。

 芋銭が丹波と関わってからおよそ100年を経るにあたり、丹波を題材として、あるいは丹波において描かれ、また遺された作品とともに、近年ようやくその内容が明らかになった小川芋銭から西山家に宛てた百数十通の書簡の一部を紹介しつつ、生地茨城及び木村定三コレクションに遺された優品も併せて展示し紹介した。 また、かつて芋銭がアトリエを置いた石像寺や、芋銭が縁を結んだ西山酒造場は、昨年の丹波市豪雨災害で大きな被害を受けたが、その被災状況の凄まじさと、そこからの復興への歩みも写真を通じて紹介。

 芋銭の世界にふれ、ひいては芋銭を惹きつけたこの丹波を知り愛する契機となることを願い、泊雲が天性の芸術家と称し、丹波をこよなく愛した芋銭の世界を紹介した展覧会。

いいからいいから 長谷川義史の世界展

  平成27年7月11日~9月6日

 長谷川義史展チラシ表 長谷川義史展チラシ裏

「いいから いいから」(絵本館)や「おかあちゃんが作ったる」(講談社)などで知られる長谷川義史さん。数多くの絵本賞や文化賞を受賞し、「ともだち8人」(Nhkeテレ)「ちちんぷいぷい」(毎日放送)でも知られている人気作家の展覧会。

 「いいから いいから 長谷川義史の世界展」では、絵本の代表作の原画や制作道具など150点以上を展示。子どもたちが参加して遊べる「長谷川版いろはかるた」コーナーや長谷川家のジオラマなど、楽しい仕掛もいっぱいです。おもしろくて、やがて静かに感動を呼ぶ長谷川義史の世界紹介した。

◆ 無言館 70年目の夏 祈りの絵 展 平成27年6月6日~7月5日

 無言館 70年目の夏-祈りの絵-展(チラシ表)   無言館 70年目の夏-祈りの絵-展(チラシ裏)

 2015年は、終戦から70年となります。戦争中、多くの若い命が戦場に駆り出され、露と消えました。そうした中には、画家になることを一心に夢見、生きて帰って絵を描きたいと願いながら死んでいった一群の画学生たちがいた。

戦没画学生慰霊美術館「無言館」には、そうした画学生たちが遺した作品と、生前の彼らの青春の息吹を伝える遺品の数々が収蔵・展示されている。

今回、2005年の「戦後60年 無言館 遺された絵画展」開催につづき、二度めの無言館展を開催する運びとなり、かれらがのこした一本の線、一滴の色彩の痕跡から、あらためて今を生きる私たちに課せられた「平和」への希い、あの不条理な「戦争」という時代への思いをふかめていただけることを願って開催した展覧会。

「70年目の夏 -祈りの絵-」展に寄せて

今年は戦後70年。

私たちは今、あらためて「あの戦争」の意味を問い直す時にきているようです。

かつての日中戦争、太平洋戦争で戦場に駆り出され、画家になる夢を果たすことなく戦死した画学生の遺作、遺品約三百余点を展示します。

どの画学生も、出征する直前まで絵筆をはなさず、愛する妻や恋人、敬愛する父や母、可愛がっていた妹、幼い頃あそんだ故郷の山河を描いて戦地に発ってゆきました。

ここにあるのは、かれらの生命と才能を奪った戦争のもつ不条理さ、悲惨さの記録であるだけでなく、そんな時代下にあってもけっして「絵を描くこと」への情熱を失わなかった若者たちの、忘れてはならない「生の証(あかし)」であると思います。

                               戦没画学生慰霊美術館「無言館    館 主   窪島 誠一郎

◆ 滝平 二郎 展 平成27年4月18日~5月24日

滝平二郎の世界展ポスター   滝平二郎の世界展チラシ表  滝平二郎の世界展チラシ裏

庶民の暮らしや懐かしい農村風景が詩情豊かに描かれ、人々のこころを和ませる作品の数々。初期の木版画から滝平の代名詞ともなった「きりえ」作品また、「モチモチの木」や「花さき山」など、滝平二郎の「しごと」の全貌にせまる展覧会。 見る人の心を一瞬にして幼年期のなつかしい世界に引き戻すかのような「滝平二郎の世界」を紹介した展覧会。

★ 開会式 ・ トークショー ・ ギャラリートーク

  日     時:4月18日(土曜日)午後1時~ 

  場  所:植野記念美術館 2階 エントランスホール・研修室、展示室

  テーマ:「滝平二郎のしごと」

  ゲスト:滝平 加根 氏 

  申し込み:電話による受付(0795-82-5945) 定員100名

  費用:聴講は無料ですが、入館料は必要